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2007年9月28日 (金)

ハルのあの時間は・・・

今日は朝からなんとなく穏やかで、学校で実験して資格の勉強してから塾に教えに行った。

ところがこの塾で今日は不思議なことが起きた。4つあった授業の二つ目。ある子が発熱でお休みになってしまった。あららぁ、じゃあっちょっと空きができたなぁって思ってた。するとちょっとしたら...

「ハルちゃん先生・・・」といいながらそのまんま、わっっとすごい勢いで泣き出した。

小学生。理由は何であれ苦しくてしかたないんだろうなぁ。それだけは痛いほど感じられたから。だからハルはぎゅうっと彼女を抱きしめた。それからなんにも言わずにちょっとばかりそうしていたらゆっくりゆっくり話し始めた。今日学校でお友達とけんかしてしまったこと。その子がどうしても許してくれないこと。とても強くてボス的な存在な子だからこのままじゃあ明日から学校にいったらひとりになっちゃうよ、ということを考えたら胸が苦しくて苦しくて息できないほどだっていうこと。

聞いていたらハルまで胸がつぶれちゃいそうに苦しかった。

「うちね、お母さんやお父さんに言えない。だって迷惑かけちゃうしさ、もし学校に言われちゃってもそうしたらそういうのってもっとひどいことになりそうだもんね。だけどさ、誰かに聞いてほしかった。ハルちゃん先生に聞いてほしかった。先生はちゃんとわかってくれるよね。」って彼女はそういった。

「わかるよぉ。痛いほど。今胸が押しつぶされちゃうほど痛いよ。しんどかったよねぇ。よくここまで来て先生に言ってくれたね。ハルちゃん先生はね、キレイゴト言わないよ。ダイジョウブだよ、とかそのうちなんとかなるよ、なんていう風にはとてもじゃないけど言えない。だけどね、ひとついえることあるんだ。それはね、いまこぉんなに苦しんでるでしょ?そのときね、きっと相手の子もやっぱりおんなじように苦しんでいるんだよ。どんなに強いこといえちゃう子でもね、やっぱりみぃんなおんなじ感情を持っている人間なんだもん。ね、これだけはほんと。だからさ、もしほんとうに仲直りしたいって思ったらね、待ってないでこちらからもう一回だけちょっとだけ勇気を出して謝ってみたらいいんじゃないかな。無理にじゃないよ。自分でそうしようって思ったら、でいいんだから。でね、わすれちゃいけないことがあるの。それはね、あなたはひとりじゃないよ!!ってこと。だってさ・・・ほらぁ、ここに、ハルちゃん先生がいるじゃないかぁ( ^ー゚)b ね!!」ってそう言った。すると涙を一生懸命振り払ってにこぉって笑ってくれたんだ。ハルに話したところですべてが解決したりはしないだろう。けど・・・張り詰めていた気持ちがすこしでも和らいで気がほんのちょっとでも楽になれていたら、そうしたらハルはよかったなって思う。こんなにもキレイなこころを持っているんだもの。神様はちゃあんとあなたのことを見守ってくれているよ。きっとね、きっと仲直りできるんだよ(*^_^*)ハルはそう思いながら彼女を見送ったのでした。

それでちょっとひといきつこうとしたとたん、

「ハルちゃん先生・・・」今度は中学生だった。

「ハルちゃん先生、ほんとにほんとに・・・ごめんなさい。えーーーーん。」彼女もまたわっっっと泣き出した。

「どうしたのよぉ?せっかくテスト終わって最近いい日じゃない?何があったの?」

「先生、先生と約束したのに・・・約束したのに・・・あたし、あたし・・・100点取れなかったの。」

びっくりした。彼女といえば、いっつも遊びに夢中で悪い点数とってきてもいっつもへっちゃらでへらへらしてたのに。この夏受験生になってハルと本気で目指そう!!って誓った。それから彼女はほんとうにほんとうに必死で毎日くらいついてきた。そして今回ちょっときついだろうと思ったけれど「よし!今度のテスト、100点狙ってこうか。」ハルは確かにそういって彼女をテストへと送り出した。

彼女は83点をとってきた。いつもの彼女は・・・30点台。それに比べたら・・・どんなにかがんばったことだろう。

ハルは黙って頭をなでながらこういった。

「えらいじゃない。がんばったよぉ。ほんとうによくがんばったって。ハルちゃん先生100点取れなかったら殺すよ、っていったっけ??そんなこと一言も言ってないよぉ。でもね、わかるよぉ。これはね、がんばったからこそ流せる涙だよね。くやしかった涙。先生、うれしいよ。悔しいって、そう思って泣けるって。今までなかったじゃない?すごい進歩だよ。先生とっても評価してる。けどね、厳しいこともいうよ。○○ちゃん、あなたの最終目標はなぁに??この試験で満点とること?そうじゃないでしょ?志望校に合格すること。そして初来の夢をかなえることでしょう?だからね、そのためのステップだって思えばいいの。この悔しい気持ちを次の試験に、そして入試本番にぶつけるんだよ。ひとりじゃないんだから。ハルちゃん先生最後の最後まで一緒に戦うっていったじゃない。忘れないでよね。いつも一緒なんだからね。またがんばろうね、一緒にね。」何度も何度もそういって彼女の頭をなでた。

そんなことが立て続けに起こったハルの空き時間だった。

あ・・・!!ハルは気づいたんだ。そっかぁ。ハルの大事な生徒の一人が発熱なのはとても心配。けど・・・この時間はちゃんと事前に用意されていた必然な時間だったんじゃないのかなぁって。あの子達の張り詰めたこころをちょっとだけでも解放してあげるためにハルに空き時間を神様は与えてくれたのだろうなって。本気でそう思った。休む暇も無くまたその後は続けて授業をこなしたのでいまようやく帰宅してこうして思い返している。

みんなみんな弱いんだよね。とくに究極な弱虫さんが何をかくそう、このハルちゃんなのですからぁ(^_^;)

いつもいつもべったり過保護にしたりはしないけれど・・・でも、何かあったとき苦しいとき、あなたは、一人なんかじゃないよ。ハルがここにいるよ!!そのことを、ちゃあんと覚えていて欲しい。忘れないでいてほしいんだ(๑→ܫ←๑)

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